report活動報告

2026アユモドキ個体数調査の結果(暫定報告)


 アユモドキの生息数を推定する調査を今年も実施しました。この調査は今年で22年目になります。
 1回目のマーキング調査を9月16日と19日に、2回目の再捕獲調査を9月26日に実施しました。1回目に捕獲したアユモドキは、ヒレの極一部をカットしたマークを付けて放流しました。2回目の再捕獲調査では、全体の捕獲数とともに1回目の調査でマークを付けたアユモドキが何尾、再捕獲されるかが重要なデーターとなります。
 個体数の推定は、これまでと同様に体長80mm未満を「当歳」(今年生まれ)、体長80mm以上を「1歳以上」として区分しました。
 ピーターセン法(チャップマンの修正式)で個体数を推定しました。データーを精査中ですが、暫定値は次のとおりです。
〇 当歳(80mm未満) およそ504尾(昨年389尾)
〇 1歳以上(80mm以上) およそ 490尾(昨年 842尾)
 当歳は、2024年までの5年間は、ほぼ1,000尾を越えていましたが、今年の個体数は昨年より上回ったものの504尾にとどまりました。1歳以上は、昨年が調査を始めて以来最も大きな数でしたが、大幅に下回りました。
 昨年と今年は、2年続けてラバーダムが起立した後の仔稚魚の成育期に大雨でラバーダムが自動倒伏する事態となり、その影響が大きいかと考えられます。
 アユモドキの繁殖環境は、土地改良区さんのダム起立・管理、実験的に造った繁殖地の管理、西側農地を含む水田耕作などの恩恵によるところが大きく、これらのどれが欠けてもアユモドキの生息環境を守ることはできません。今後とも、人の営みとアユモドキとの共生が維持、存続できることを願います。
 この調査は、京都大学名誉教授岩田明久先生と当NPOが共同で実施し、環境省近畿地方環境局、京都府自然環境保全課、亀岡市環境政策課など行政機関のみなさん、京都大学をはじめとする教員・学生さん、さらに南丹高校の教員・生徒さん、域外保全事業に協力いただいている水族館等のみなさんにも参加いただくなど、多くの関係者にお世話になりました。この場で、改めてお礼申し上げます。






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