ハラビロトンボ
分布
日本では北海道南部、本州、四国、九州に分布し、亀岡でも限られた所でしか見られません。
説明
梅雨が明け、夏の日差しがまぶしくなる頃、草の沢山はえた湿地や休耕田、浅い池の畔でシオカラトンボより二回りほど小さいトンボが姿を現します。普通のトンボより寸詰まりで特に腹の幅が広く、それが名前の由来となっています。雌と未成熟な雄は黄色がかった色で腹に黒い筋がありますが、成熟した雄は胸が黒く腹は粉をふいた青色になります。最近では北海道や東京都の他いくつかの県ではレッドデータブックに載るほど数が減ってしまいました。
雌。雌の腹の後半は雄よりも幅が広くなります。
雄。成熟した個体。眼の前の額が青く輝いています。