グンバイトンボ

分布

日本では本州、四国、九州に分布し、亀岡での産地はとても限られています。

説明

梅雨入りが近くなるころ、日の当たらない草地のかげに4センチほどのトンボがひっそりと姿を現します。雄の中あしと後ろあしは両端の尖った花びらのように平たく広がっています。その色は真っ白でよく目立ちます。これを軍配に見立てて名前がつきました。雌のあしは普通の形をしています。水が冷たくきれいで流れの緩やかなところがあり、水草や川辺の草が豊富で、川の周りに良い森がそろっている場所でしか暮らすことができません。

雄。成熟した個体は雌より青みが強くなります。 雌。未成熟の雄も雌と同様に緑がかった黄色をしていますが、あしの形で区別できます。