クワカミキリ

分布

日本では本州、四国、九州とそれらの周辺の島々に分布します。北海道の南部でも記録があります.亀岡でも珍しい種類ではありませんが見る機会は減っています。

説明

夏の昼間、人里にあるイチジクやクワの木でみることができます。大きいものでは5センチ近くになり立派ですが、体の全体が黄土色をした短い毛に覆われているのでツヤがなく、枝の色に似ているので見つけにくいです。黒っぽいヒゲの節々の半分は青みがかった白い色をしています。成虫は特にイチジクやクワの細い枝の皮をかじって食べ,幼虫も同じ木の幹に穴を掘って中の材を食べるので木が枯れてしまい、昔から害虫として知られていました。最近ではこれらの木を植えている家も少なくなりクワカミキリもあまり見かけなくなりました。